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商業簿記から始めてください。ただし工業簿記を後回しにしてはいけません。この2つは両立します。
配点は商業簿記60点・工業簿記40点ですが、先に仕上がるのは工業簿記のほうです。その性質を使って順序を組みます。
2つの科目は、性質が違う
順序を決める前に、何が違うのかを押さえてください。同じ「簿記」でも、学習の進み方がまったく異なります。
| 商業簿記 | 工業簿記 | |
|---|---|---|
| 配点 | 60点 | 40点 |
| 論点の数 | 多い | 少ない |
| 3級との連続性 | 連続している | ほぼ独立している |
| 仕上がり方 | じわじわ上がる | ある時点で一気に上がる |
| 崩れやすさ | 間が空くと落ちる | 一度仕上がると落ちにくい |
重要なのは下2行です。工業簿記は論点が少なく、原価の流れという1本の軸でつながっています。そのため途中まではあまり点が伸びず、全体像がつながった瞬間に一気に取れるようになります。そして一度つながると崩れにくい。
商業簿記はその逆です。論点が独立して並んでいるので、やった分だけ少しずつ積み上がります。代わりに間が空くと忘れます。
※会話は理解を助けるために構成したものです。志水は本メディアの運営者、あかりは読者代表として設定した架空の人物です。
推奨する順序
商業簿記で入り、早い段階で工業簿記を並走させ、最後は商業簿記に戻ります。
- 商業簿記から入る(最初の2〜3週)
3級の内容と地続きなので、学習の入り口として負荷が低いためです。ここでいきなり工業簿記に入ると、見慣れない用語が続いて手が止まりやすくなります。
- 商業簿記が3割ほど進んだら、工業簿記を始める
商業簿記を終わらせてからではありません。並走させます。工業簿記は仕上がるまでに時間がかかるので、早く着手して寝かせる必要があります。
- 工業簿記を先に完成させる
論点が少ないぶん、先に満点近くまで持っていけます。40点を固めてしまえば、商業簿記は30点で合格ラインです。精神的にもここが大きい。
- 残りの期間を商業簿記に振る
工業簿記は崩れにくいので、週に1〜2回の維持で足ります。空いた時間を商業簿記の論点つぶしに充てます。
この順序の狙いは、合格ラインの作り方を変えることにあります。商業簿記で稼ごうとすると論点が多すぎて読めませんが、工業簿記40点を先に固めれば、商業簿記は6割取れば届きます。
残り期間に合わせて順序を組む
商業簿記と工業簿記を、いつからどう並走させればいいか知りたい。
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※AIの回答には誤りが含まれることがあります。出題範囲・受験料・試験日程・講座内容などは、本記事および日本商工会議所や各講座の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
条件によって変わるところ
上の順序は標準形です。次の条件に当てはまる場合は調整してください。
| あなたの状況 | 調整 | 理由 |
|---|---|---|
| 3級を取ったばかり | 標準どおり商業簿記から | 記憶が新しいうちに接続したほうが速い |
| 3級から1年以上空いた | 商業簿記の復習を1週挟む | 3級の決算整理が抜けていると2級で止まる |
| 残り期間が2ヶ月未満 | 工業簿記から入る | 40点を確実に取るほうが、商業簿記を広く薄くやるより合格に近い |
| 前回、工業簿記で落とした | 工業簿記から入る | 崩れにくい科目で落としているなら、理解が途中で止まっている |
残り2ヶ月を切っている場合だけ、順序が逆になります。商業簿記は論点が多く、短期間では全体をカバーしきれません。それなら工業簿記40点を確実にして、商業簿記は頻出論点だけに絞るほうが、合格ラインに届く可能性が高くなります。
やってはいけない順序
- 商業簿記を完全に終えてから工業簿記。工業簿記が仕上がる前に試験日が来る
- 工業簿記を毎日少しずつ。流れをつかむ科目なので、まとまった時間で一気に通すほうが早い
- 商業簿記を完全に放置して工業簿記だけ。間が空くと3級の内容から落ちる
- どちらも過去問を最後まで触らない。出題のされ方を知らないまま範囲だけ追うことになる
必要な時間の総量は簿記2級の勉強時間は3級からどれくらいかに、12週で組む場合の具体的な配分は簿記2級を3ヶ月で取る週別スケジュールにまとめています。
まとめ
商業簿記から入り、3割ほど進んだ時点で工業簿記を並走させる。これが標準形です。商業簿記を全部終えてから工業簿記に入るのが、最も多い失敗です。
工業簿記は論点が少なく、流れがつながると一気に点が伸びます。そして崩れにくい。この性質を使って先に40点を固めれば、商業簿記は6割で合格ラインに届きます。
ただし残り2ヶ月を切っている場合は順序が逆です。工業簿記から入って40点を確実にし、商業簿記は頻出論点に絞ってください。
いまの進み方が合っているか点検する
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- 日本商工会議所「2級試験科目」(科目構成・配点・合格基準・試験時間)
- 日本商工会議所「商工会議所簿記検定試験 出題区分表」(商業簿記・工業簿記の範囲)
- 各通信講座の公式サイトが公表する標準学習時間(2026年10月9日時点)
※学習の順序と必要時間は目安であり、個人差があります。試験制度・出題区分表・講座価格は変更される場合があります。受験前に必ず日本商工会議所の公式サイトで最新の情報をご確認ください。



