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運営者 志水恵臣(日商簿記3級・2級)
運営者
志水 恵臣日商簿記3級・2級
滋賀大学経済学部卒。合同会社VIAのCOOとして経理・会計の実務に携わる。
先に全体像

日商簿記2級の出題範囲は2027年4月1日から変わります。2022年度から5年間動かなかった区分表が、ここで改定されます。

変わるのは商業簿記だけです。工業簿記・原価計算に変更はありません。何がどう変わるかを、受験時期別に整理します。

現行の区分表2022年度版
新区分表の適用2027年4月1日
工業簿記の変更なし

いつから変わるのか

日本商工会議所は2027年度適用の出題区分表を確定版として公表済みです。適用期間は2027年4月1日から2028年3月31日まで。ネット試験も同じ日付で切り替わります。

受験する時期適用される区分表対策
〜2027年3月31日2022年度版現行のまま
2027年4月1日〜2027年度版商業簿記は教材を更新
改定後の範囲で学び直すなら フォーサイト 簿記2級通信講座|合格率75.7%

※独学で合格ラインに届いている人には必要ありません。

境目は2027年3月31日と4月1日です。統一試験でいえば2027年2月の回までが現行、6月の回から新しい区分表になります。ネット試験は日付でそのまま切り替わるため、3月末に駆け込むか、4月以降に新範囲で受けるかの二択になります。

※会話は理解を助けるために構成したものです。志水は本メディアの運営者、あかりは読者代表として設定した架空の人物です。

読者代表 あかりのイラストあかり
あかり3月までに受けたほうが得ってことですか?
運営者 志水のイラスト志水
志水範囲が変わる前に終わらせられるなら、そのほうが教材を買い直さずに済みます。ただ、間に合わないのに急いで落ちると、結局新範囲で受け直すことになります。期限だけで決めないでください。

何が変わるのか

改定の理由は2つです。どちらも実務や会計基準の側の変化が先にあり、それを試験が追いかける形になっています。

1
紙の手形・小切手が廃止される

実務で紙の手形・小切手が廃止されることにともない、試験範囲からも外れます。2級の商業簿記では手形の処理が繰り返し問われてきた論点なので、影響する分量は小さくありません。旧テキストで手形を学び込んでも、2027年4月以降は出題されないことになります。

2
リース会計基準が改定される

企業会計基準第34号「リースに関する会計基準」の適用にともない、リース取引の仕訳の考え方が変わります。旧基準の処理をそのまま覚えると、新範囲では不正確になります。削除ではなく置き換えなので、学び直しが必要な論点です。

このほか、級をまたぐ範囲の移動も入ります。範囲が増減するだけでなく、どの級で問われるかが動きます。2級を受ける人にとっては、3級へ降りる論点と1級から降りてくる論点の両方が影響します。

改定をまたぐかどうかを先に決める

2027年の改定前に受けるべきか、後にすべきか判断したい。

押すと、この質問が入った状態で開きます(書き換えOK・ログインが必要な場合あり)。

※AIの回答には誤りが含まれることがあります。出題範囲・受験料・試験日程・講座内容などは、本記事および日本商工会議所や各講座の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

工業簿記は影響を受けない

ここが実務上いちばん効きます。2027年度の改定対象は商業簿記・会計学の区分表だけで、工業簿記・原価計算に変更はありません。

科目2級の配点2027年度の改定教材の更新
商業簿記60点あり(手形・小切手・リース・級間移動)必要
工業簿記・原価計算40点なし不要

2級のテキストは商業簿記と工業簿記が別冊で売られているのが一般的なので、買い直すのは商業簿記の側だけで済みます。セットで買い直せば1万円前後のところが、半分で収まる計算です。

いま工業簿記を進めている人は、改定をまたいでも学習が無駄になりません。先に工業簿記を固めておく進め方は、この点でも合理的です。順序の考え方は商業簿記と工業簿記はどちらから手を付けるかにまとめています。

読者代表 あかりのイラストあかり
あかりいま持ってるテキスト、どうすればいいですか?
運営者 志水のイラスト志水
志水2027年3月までに受け切るならそのまま使えます。4月以降になりそうなら、工業簿記は残して商業簿記だけ買い替える。全部捨てる必要はありません。

いま学習中の人がとる構え

あなたの状況構え理由
2027年3月までに受け切れる現行教材のまま進める区分表は変わらない。買い直し不要
2027年前半は微妙工業簿記を先に固める改定の影響を受けない40点を確保できる
2027年4月以降に受ける商業簿記の教材を新版で用意手形が範囲外になり、リースの処理が変わる
いま始めたばかり急いで3月までに詰めない落ちれば結局新範囲。無理な短縮は損になる

手持ちのテキストが使えるかどうかの判定は、古い簿記2級テキストは使えるかで版ごとに整理しています。

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まとめ

2027年4月1日から、簿記2級の出題範囲が変わります。2022年度版が5年間続いたあとの改定で、理由は紙の手形・小切手の廃止と、リース会計基準の改定です。

変わるのは商業簿記だけ。工業簿記・原価計算に変更はないため、教材を買い直すのは商業簿記の側だけで済みます。いま工業簿記を進めている人は、その学習が無駄になりません。

2027年3月までに受け切れるなら、現行の教材のままで問題ありません。ただし間に合わないのに急いで落ちると、結局新範囲で受け直すことになります。期限だけで判断しないでください。

改定後の範囲で必要になる教材を洗い出す

2027年4月以降に受けるとして、何を買い直せばいいか知りたい。

押すと、この質問が入った状態で開きます(書き換えOK・ログインが必要な場合あり)。

※AIの回答には誤りが含まれることがあります。出題範囲・受験料・試験日程・講座内容などは、本記事および日本商工会議所や各講座の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

参考にした情報源

※本記事は2026年10月9日時点で公表されている出題区分表にもとづいています。改定内容・適用時期・試験制度は変更される場合があります。受験前に必ず日本商工会議所の公式サイトで最新の情報をご確認ください。