運営者 志水恵臣(日商簿記3級・2級)
運営者
志水 恵臣日商簿記3級・2級
滋賀大学経済学部卒。合同会社VIAのCOOとして経理・会計の実務に携わる。
要点

簿記2級の次に1級へ進むのは、誰にとっても自然な流れではありません。1級は2級合格者でも500〜800時間、合格率は10%前後。2級から2級の延長ではなく、別の試験と考えたほうが実態に近いです。

「次は1級」と決める前に、4つの選択肢を並べて比べてください。

4つの選択肢を並べる

選択肢必要時間難易度の目安向いている人
日商簿記1級500〜800時間(2級合格者から)合格率10%前後会計の専門職・上場企業の経理・税理士を視野に入れる人
税理士・簿記論1級と同水準以上科目合格制税理士を目指すと決めている人
実務経験を積む未経験で経理に入りたい人。多くの場合これが最短
周辺スキルを足す数十時間〜会計ソフト・Excel・英語など、現場で効く技能を伸ばしたい人

数字を見て分かるとおり、1級は2級の1.5〜3倍の学習時間を要します。それだけの投資に見合うかを先に確認する必要があります。

※会話は理解を助けるために構成したものです。志水は本メディアの運営者、あかりは読者代表として設定した架空の人物です。

読者代表 あかりのイラストあかり
あかり2級を取ったので、次は1級かなと思っていました。
運営者 志水のイラスト志水
志水目的次第です。未経験から経理に入りたいなら、1級より実務経験のほうが効きます。1級は「経理として働いている人が上を目指す」ときに効く資格という性格が強いです。

1級が効く場面・効かない場面

状況1級は効くか理由
上場企業の経理で上を目指す効く連結・税効果など高度な論点を扱う。会計学の理解が求められる
税理士試験を受けたい効く受験資格の要件を満たせる場合がある。簿記論との重なりも大きい
すでに経理として働いている条件つき担当業務が2級の範囲で足りているなら、急ぐ必要はない
未経験から経理に転職したい効きにくい求人の要件は2級であることが多く、1級があっても実務経験の不足は埋まらない
教養として続けたい負荷が見合わない500〜800時間に対して、使う場面が想定しにくい

未経験からの転職では、1級より実務経験のほうが優先されます。この点は年代別の転職の記事でも触れています。

自分の場合、次に何をやるべきか整理する

2級は取ったけど、1級に進むか実務を優先するか決められない。

押すと、この質問が入った状態で開きます(書き換えOK・ログインが必要な場合あり)。

まとめ

1級は2級合格者でも500〜800時間、合格率10%前後。2級の延長ではなく別の試験と考えてください。

効くのはすでに経理として働いていて、さらに上を目指す場合や税理士を視野に入れる場合です。未経験から転職したいなら、1級より実務経験のほうが優先されます。

「2級の次は1級」と自動的に決めず、実務・周辺スキルも含めて4択で比べてください。

学習計画に落とし込む

1級に進むと決めた場合、どれくらいのペースで進めればいいの?

押すと、この質問が入った状態で開きます(書き換えOK・ログインが必要な場合あり)。

※AIの回答には誤りが含まれることがあります。受験料・試験日程・講座価格などは、本記事および日本商工会議所などの公式サイトで最新の情報をご確認ください。

参考にした情報源

試験制度・受験料・講座価格は変更される場合があります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。