運営者 志水恵臣(日商簿記3級・2級)
運営者
志水 恵臣日商簿記3級・2級
滋賀大学経済学部卒。合同会社VIAのCOOとして経理・会計の実務に携わる。
この記事の結論

簿記2級に受からないとき、次にとる手は直近の得点と受験回数で決まります。同じ「不合格」でも、65点で落ちた人と45点で落ちた人では原因も対策もまったく別です。

この記事では、受からない原因を5つに整理したうえで、得点帯×受験回数の判定表から次の一手を出します。独学を続けるか、講座に切り替えるか、受験方式を変えるか——迷う必要はありません。

合格ライン70
工業簿記の配点40
ネット試験の合格率34.6%
統一試験の合格率23.6%

※会話は理解を助けるために構成したものです。志水は本メディアの運営者、あかりは読者代表として設定した架空の人物です。

読者代表 あかりのイラストあかり
あかり2回落ちてしまって、同じやり方を続けていいのか分からなくなりました。
運営者 志水のイラスト志水
志水その判断は点数で決められます。何点で落ちたかによって、足りないものが違いますから。まず原因を切り分けましょう。

受からない5つの原因

1
工業簿記を後回しにしている

配点は商業簿記60点・工業簿記40点で、合格ラインは70点商業簿記が満点でも、工業簿記で10点取らなければ合格できません。

工業簿記は3級に無い分野で、原価計算という別の考え方を新しく学びます。「まず商業簿記を固めてから」と後回しにすると、最後まで手が回らないまま本番を迎えることになります。

2
インプットに時間を使いすぎている

テキストを読み込んでも、簿記は手を動かさないと点数になりません。読んで理解できることと、制限時間内に自力で解けることは別です。総学習時間の3割程度は演習に残してください。

3
3級の理解が曖昧なまま2級に来ている

2級は3級の内容を前提に組まれています。仕訳の借方・貸方が反射で出てこない状態だと、2級の論点を積み上げる土台が足りません。40点台で止まっている場合は、この可能性が高いです。

4
試験形式に慣れていない

ネット試験はパソコン画面で解答します。電卓と画面を往復する操作、金額の入力方法、計算用紙の使い方は、紙で練習しているだけでは身につきません。実力はあるのに形式で落とすケースがあります。

5
時間配分ができていない

難しい問題に時間を使いすぎて、取れるはずの問題に手が回らないパターンです。70点は満点ではありません。捨てる問題を決める練習も、本番の点数に直結します。

読者代表 あかりのイラストあかり
あかり工業簿記、正直あまり手をつけられていません…。
運営者 志水のイラスト志水
志水そこが40点分あります。まず工業簿記の基本問題を確実に取れる状態にするほうが、商業簿記の難問を潰すより点数が伸びやすいです。

判定表:あなたが次にとるべき手

直近の得点と受験回数から、次の一手を判定します。

直近の得点受験回数次の一手理由
60〜69点1回目独学を継続土台はできている。弱点論点を絞って演習を足せば届く範囲
60〜69点2回目以上対策を変える弱点が固定化している。同じやり方の反復では抜けにくい
40〜59点1回目学習量を足す純粋に演習量が不足している段階。進め方自体は間違っていない
40〜59点2回目以上講座を検討進め方の問題である可能性が高い。順序を設計してもらうほうが早い
40点未満回数を問わず3級に戻る2級の土台が不足している。3級の仕訳を固めるほうが結果的に早い

3つの選択肢を比較する

判定表で「対策を変える」「講座を検討」に当たった場合の選択肢です。

選択肢追加費用追加時間向いている人
独学を継続6,050円
(受験料のみ)
50〜100時間60点台で落ちた人。弱点が自分で特定できている
通信講座に切替19,800〜88,800円
+受験料
150〜250時間2回以上落ちている人。何が分からないか自体が分からない
受験方式を変える6,050円
(受験料のみ)
10〜20時間統一試験で落ちた人。日程を待たずに受け直したい

受験方式の変更は見落とされがちです。公表データ上はネット試験のほうが合格率が高い傾向で(ネット34.6%/第171回統一23.6%)、しかも随時受けられるため次の機会を数ヶ月待つ必要がありません。出題範囲と難易度は同じとされています。

自分がどの原因か、切り分ける?

商業簿記だけ点が取れない。得点の内訳を伝えるから、原因がどれか一緒に切り分けて。

押すと、この質問が入った状態で開きます(書き換えOK・ログインが必要な場合あり)。

3つの質問で決める

Q1
直近の得点は60点以上でしたか? 60点以上 → 土台はできています。Q2へ。 60点未満 → 演習量か土台が不足しています。Q3へ。
Q2
同じ得点帯で2回以上落ちていますか? 1回目 → 独学を継続してください。弱点論点だけ演習を足せば届きます。 2回目以上 → 弱点が固定化しています。講座か、方式変更で環境を変えてください。
Q3
3級の仕訳は、見た瞬間に借方・貸方が出てきますか? 出てくる → 2級の演習量を増やしてください。特に工業簿記から。 迷う → 3級の仕訳に戻るほうが結果的に早いです。遠回りに見えて最短です。

まだ迷っている人へ

読者代表 あかりのイラストあかり
あかり何回も落ちていると、向いていないのかなと思ってしまいます。
運営者 志水のイラスト志水
志水合格率はネット試験で34.6%、統一試験で23.6%です。1回で受かるほうがむしろ少数と考えてください。落ちた回数より、点数がどう動いたかを見るほうが役に立ちます。
読者代表 あかりのイラストあかり
あかり点数が前回より下がってしまった場合はどうでしょう。
運営者 志水のイラスト志水
志水出題される論点の組み合わせによって、得点は上下します。1回の結果だけで判断せず、どの大問で落としたかを見てください。同じ大問で連続して落としているなら、そこが本当の弱点です。

まとめ

受からない原因は、工業簿記の後回し・インプット偏重・3級の土台不足・形式への不慣れ・時間配分の5つに集約されます。

次の一手は直近の得点と受験回数で決まります。60点台の1回目なら独学継続、2回目以上なら対策の変更、40点台が続くなら3級に戻る。これが最短です。

受験方式の変更も選択肢です。ネット試験なら随時受けられ、数ヶ月待つ必要がありません。

次の一手を決めきる?

独学を続けるか、講座に切りかえるか決めたい。必要なことを質問して、私の場合の結論を出して。

押すと、この質問が入った状態で開きます(書き換えOK・ログインが必要な場合あり)。

※AIの回答には誤りが含まれることがあります。受験料・試験日程・講座価格などは、本記事および日本商工会議所などの公式サイトで最新の情報をご確認ください。

参考にした情報源

試験制度・受験料・講座価格・法令の運用は変更される場合があります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。